yoga instructor akemi's blog manana yoga
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ヨガセラピスト講座7 喘息とヨーガ・セラピー
第7回目は喘息について
小学校高学年まで小児喘息を患った私はこの回に大変興味がありました。喘息の発作は気管支が収縮するため、とにかく呼吸が苦しいのです。吸う時より吐く時に息が吐けないあの苦しさといったら。幸い中学生になり肺も気管支も成長してもう発作は起こさなくなりましたが、あれが今でも続いていたら、仕事をお休みしたりと日常生活にかなり支障をきたしたでしょう。
そして喘息も立派な心身症。ストレスにより大人になってから喘息を発症する方も沢山います。
喘息について西洋医学とヨーガ・セラピーの考え方では少し違いがありました。
西洋医学では、喘息はアレルギー反応であることから、診断の際見つかったアレルゲン(ダニ・カビ・ペットなどの吸入性抗原)の除去や接触を出来るだけ避けさせます。具体的にはそば殻枕、パンヤ枕、羽毛、ぬいぐるみや絨毯など、まずはそういった原因になるものを排除するという方法がとられます。発作時の対処方法はまず気管支拡張剤を服用、吸入器の使用、点滴、気管支拡張剤テオフィリン、ステロイド注射といった順序で発作治療が行われます。
ヨーガ・セラピーの考え方では、アレルゲンを排除していこうという西洋医学とは対照的に、アレルゲンとうまくつき合って立ち向かって行こう、と考えるのです。発作時にはチェアー・ブリージングという体を動かした呼吸法を行い、20~30分間にわたり自分の呼吸をよく意識化させます。自分の呼吸を意識してコントロールすることで、発作が起きた時の苦しさやおびえの克服、息を吸いたいという思いを静めるのです。発作などに負けず、自分の呼吸は自分が制御できるんだという自信をつけるために非常に有効であると考えます。
そして普段からジャラネティ、スートラネティなどというネティ(浄化法)を行います。ジャラネティとは鼻うがいのことで、スートラネティは鼻の穴から細いゴム管を入れて喉を通して口から出し、その器官をしごくという浄化法です。これらは風邪や花粉アレルギーにもかなり有効です。私も1度ヨガ講座での浄化の実習時にゴム管を通しましたが、苦しくて痛くて喉でゴムが引っかかり、うまく抜けずで涙と鼻水に断念しそれ以来試してないのですが、次の花粉シーズンが来る前に再度試そうと思っています。(追記:現在では上手にできるようになりやみつきなほどです笑)
体にゴム管などという相当の刺激を入れることで、ちょっとやそっとの物が入ってきても過剰なアレルギー反応、拒否反応をしないように慣れさせるのです。(木村先生はこれで花粉症が治ったそうです)体に異物が入ってきても過剰な反応を起こさないように、「受け入れる」ということを体に教えて強くさせていくのですね。「ゴム管が入ったんだぞ、ダニやホコリ、花粉ごとき何だ、もう何が来ても平気!」ということです。
ヨーガの教え、瞑想法では免疫の働きと自律神経系の働きとを直接的に弛緩させる事ができ、ストレスを減じさせます。感性を涵養にしてくれ、過敏な感性に引きずられずに制御できるようにしていきます。過敏な感性から生じる好戦性を抑えてくれます。心の働きが暴走するのを止めてくれます。私は外のものに引きずられない、「ダニなどに引きずられない自分」を意識し作っていく事ができるのです。
アーサナとしては呼吸器の病気であることからアーサナでも胸郭を広げるのに有効なアーサナの後屈のポーズ(ブジャンガアサナ、ダヌーラアサナ、ウシュトラアサナ)、体力をつけるために動きのあるポーズ(シティリカラナ、スーリヤナマスカーラ)などを行っていきます。
今回認識を覆したのが、喘息の患者にはシャバアサナでリラックスをさせて副交感神経を優位にさせると、逆に咳込んだり、発作を起こすことがあるということでした。そういえば就寝時など、リラックスして体が温まると発作を起こした幼少時を思い出しました。
喘息という病気はちょっと複雑で、交感神経も副交感神経も両方が活性化すると発作が起るそうです。単純にリラックスする事が全てにおいていいとは限らないとは、とても勉強になりました。ですからヨガのクラスでシャバアサナをすると咳が出るような方は、上半身だけ起こし両手をお尻の後ろについた座位でリラックスするシティラダンダアサナをとれば良いのです。最後のリラックスのシャバアサナの時間は、全員シャバアサナをとらなくてはいけない、といったことはないのです。ヨーガインストラクターはこういった知識も持ち、柔軟な頭をもたないといけないですね。
小学校高学年まで小児喘息を患った私はこの回に大変興味がありました。喘息の発作は気管支が収縮するため、とにかく呼吸が苦しいのです。吸う時より吐く時に息が吐けないあの苦しさといったら。幸い中学生になり肺も気管支も成長してもう発作は起こさなくなりましたが、あれが今でも続いていたら、仕事をお休みしたりと日常生活にかなり支障をきたしたでしょう。
そして喘息も立派な心身症。ストレスにより大人になってから喘息を発症する方も沢山います。
喘息について西洋医学とヨーガ・セラピーの考え方では少し違いがありました。
西洋医学では、喘息はアレルギー反応であることから、診断の際見つかったアレルゲン(ダニ・カビ・ペットなどの吸入性抗原)の除去や接触を出来るだけ避けさせます。具体的にはそば殻枕、パンヤ枕、羽毛、ぬいぐるみや絨毯など、まずはそういった原因になるものを排除するという方法がとられます。発作時の対処方法はまず気管支拡張剤を服用、吸入器の使用、点滴、気管支拡張剤テオフィリン、ステロイド注射といった順序で発作治療が行われます。
ヨーガ・セラピーの考え方では、アレルゲンを排除していこうという西洋医学とは対照的に、アレルゲンとうまくつき合って立ち向かって行こう、と考えるのです。発作時にはチェアー・ブリージングという体を動かした呼吸法を行い、20~30分間にわたり自分の呼吸をよく意識化させます。自分の呼吸を意識してコントロールすることで、発作が起きた時の苦しさやおびえの克服、息を吸いたいという思いを静めるのです。発作などに負けず、自分の呼吸は自分が制御できるんだという自信をつけるために非常に有効であると考えます。
そして普段からジャラネティ、スートラネティなどというネティ(浄化法)を行います。ジャラネティとは鼻うがいのことで、スートラネティは鼻の穴から細いゴム管を入れて喉を通して口から出し、その器官をしごくという浄化法です。これらは風邪や花粉アレルギーにもかなり有効です。私も1度ヨガ講座での浄化の実習時にゴム管を通しましたが、苦しくて痛くて喉でゴムが引っかかり、うまく抜けずで涙と鼻水に断念しそれ以来試してないのですが、次の花粉シーズンが来る前に再度試そうと思っています。(追記:現在では上手にできるようになりやみつきなほどです笑)
体にゴム管などという相当の刺激を入れることで、ちょっとやそっとの物が入ってきても過剰なアレルギー反応、拒否反応をしないように慣れさせるのです。(木村先生はこれで花粉症が治ったそうです)体に異物が入ってきても過剰な反応を起こさないように、「受け入れる」ということを体に教えて強くさせていくのですね。「ゴム管が入ったんだぞ、ダニやホコリ、花粉ごとき何だ、もう何が来ても平気!」ということです。
ヨーガの教え、瞑想法では免疫の働きと自律神経系の働きとを直接的に弛緩させる事ができ、ストレスを減じさせます。感性を涵養にしてくれ、過敏な感性に引きずられずに制御できるようにしていきます。過敏な感性から生じる好戦性を抑えてくれます。心の働きが暴走するのを止めてくれます。私は外のものに引きずられない、「ダニなどに引きずられない自分」を意識し作っていく事ができるのです。
アーサナとしては呼吸器の病気であることからアーサナでも胸郭を広げるのに有効なアーサナの後屈のポーズ(ブジャンガアサナ、ダヌーラアサナ、ウシュトラアサナ)、体力をつけるために動きのあるポーズ(シティリカラナ、スーリヤナマスカーラ)などを行っていきます。
今回認識を覆したのが、喘息の患者にはシャバアサナでリラックスをさせて副交感神経を優位にさせると、逆に咳込んだり、発作を起こすことがあるということでした。そういえば就寝時など、リラックスして体が温まると発作を起こした幼少時を思い出しました。
喘息という病気はちょっと複雑で、交感神経も副交感神経も両方が活性化すると発作が起るそうです。単純にリラックスする事が全てにおいていいとは限らないとは、とても勉強になりました。ですからヨガのクラスでシャバアサナをすると咳が出るような方は、上半身だけ起こし両手をお尻の後ろについた座位でリラックスするシティラダンダアサナをとれば良いのです。最後のリラックスのシャバアサナの時間は、全員シャバアサナをとらなくてはいけない、といったことはないのです。ヨーガインストラクターはこういった知識も持ち、柔軟な頭をもたないといけないですね。
by yogini_yogini
| 2007-11-25 16:51
| yogatherapist講座