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yoga instructor akemi's blog manana yoga


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幸せと苦しみの根源

2007年4月13~15日にカリフォルニアのシヴァナンダヨガアシュラムのSwami Sitaramananda師が来日され東京で講義がありました。そのお話をまとめています。

 ヨガというのはフィットネス、健康だけのものではなく、幸せ・苦しみということにも深くかかわってきます。ヨガの教えというのもその一番核の部分になります。ヨガでは我々には3つの体があると定義されています。体を動かすようなエクササイズをやっていても、自分は体だけを動かしているのではない、という意識を持たなくてはなりません。ヨガでは体は本来乗り物だという言い方をします。乗り物というのは、自動車と一緒で、ある場所から別の場所へ移動する為に自分が使う道具です。たとえばフォルクスワーゲンの車に乗っているとします。VWに乗っていても自分がドイツ人だとは思いません、私は5年もので、外に沢山傷があって私は2万ドルの車だとは思いませんよね?もしそんな事を人に言ったら頭がおかしいのかと思われてしまいます。その間違いは自分が乗り物を使っているのに、自分は乗り物だと思ってしまう所にあります。乗り物の特徴が全て自分であるかのように思ってしまうのです。それは体も同じです。体を使っていますが自分自身は体ではないのです。でも「自分は30歳だ、黒人だ、白人だ、自分は太っている、痩せている」そのような考えにこだわりがちです。そういった間違った考え方を持つことによって苦しみが生まれてきてしまうのです。体が自分自身だと思いますがそれは間違いなのです。
 
この一瞬一瞬に細胞は死んでいますし、体はどんどん変わっていきます。6,7年ごとに身体の細胞は全て生まれ変わっています。体は一瞬ごとにずっと老いを続けています。そうすると体が消滅してしまうことによって自分自身がいなくなってしまうのではないかという恐怖が生まれます。死の恐怖というのは自分の中で心配の種となるのです。私達は自分の体をできるだけ健康に、出来るだけ若くしようとしますが、それは残念ながら不可能なことなのです。ですから「自分は誰なんだろう?」という質問を自問しなければならないのです。私はこの体なのでしょうか?自分が体だと思っていれば、例えば事故にあった時顔に傷が出来てしまったとします。その時に「私の顔に傷ができたから恋人はもう愛してくれないのか?」という疑問に陥ったりします。
 
クリストファー・リーヴという俳優がいました。(スーパーマンの俳優です)体格のいい役者だったのですが落馬事故により脊髄を損傷し、全身が麻痺して首から下を全く動かすことが出来ない体となり、車椅子生活になりました。その時点で自分が体だと思ったら彼は人生を続けていくことができなかったと思います。だから彼は自分の考え方を根本的に変えていかなければならなかったのです。ですから体は自分の乗り物であって自分自身ではないと言うことを、例えばヨガのアサナを行う時にも常に意識していなくてはいけません。それはトレーニングが進むにつれてだんだん意識するようになってきます。体の部分はメンテナンスしなくてはなりません。車をメンテナンスするのと一緒で修理工場にも持っていかなくてはなりませんが、体は自分自身ではないのです。そうすると皆さんは自分自身はマインドかということになってきます。例えば同じ家族に双子がいたとします。彼らは遺伝子は一緒なので外見は似ていますが、非常に異なった性格を持っています。彼らの外見は一緒ですが彼らのアストラルボディは異なるという風に言えます。アストラル体というのは目に見えないものなのですが、微妙なところで言うとマインドとかプラナとかそういった部分が含まれています。

 我々の体というのは例えばオレンジにたとえることが出来ます。(オレンジを想像して下さい。皮を剥くと果肉があり、その真ん中に1つだけ種があると考えてみます)
外側は5つの自然のエレメントからなっている皮です。土(身体の強さを作ります)、水(身体の75~80%は水分)、火(体温を保つ)、風、エーテルというようなエレメントがあります。自分の食べるものは全て体の実になって行きます。食べるものの大半が体の肉体となっていきます。ですから良い食べ物を摂取する事が大変重要になってきます。
 
2番目のアストラル体(astral body)はオレンジの中の果肉の部分。見ることは出来ませんが感じることはできます。例えば我々は目を閉じて座っていても誰かが部屋の中に入ってきたらそれを感じることが出来ます。エネルギーが変わるのが分かります。例えばダウジングロッド(ハンガーのようなもの)を持って実験で二人の人が近づいていった時、その人のオーラを感じた時にそれが開きます。オーラというのは自分の肉体から出ているもの、目で見ることはできないが感じることが出来ます。強いプラナ、強いエネルギーを持っている人というのを感じることが出来ます。それはマインドに左右されます。非常に強いマインド、ポジティブなマインドを持った人は非常に強いオーラを持っています。例えばブッダがここに座っていたら2キロ位のオーラを出すといわれています。ブッダの周辺で生活している人は毎日非常にいい気分で過ごせるし植物は良く育つし、ケンカもありません、そういったオーラを出す人もいます。
そのようにヨーガの生活を行うことによって自分の周りにいい変化をもたらすことができます。そういう様に訓練していくことによって自分の周りをもっとポジティブに変化をさせることが出来ます。ですからヨーガをする時はそれが必ずしも筋肉だけのエクササイズだけではなく、例えば体重を減らすとか美しくなるとかそういったためだけではなく、アストラル体にも作用しているということを忘れないで下さい。それによって自分の性格も良くなっていきますし、それによって人をひきつける力を身につけることが出来ますし、それによって人生に成功します。それがアストラル体です。
 
最後が原因体(causal body)。シード、種というような言い方をします。例えば木を見ると、葉っぱを見ても種はどこにあるかわわかりません。でも一番最初は種だったということを想像してください。例えば種を探したいと思って土の中を掘ってみても、もう種は木にかわってしまっているので種は見つかりません。でも一最初は種だったのです。例えばバナナの木の種を植えたらそれはバナナの木になるのであり、リンゴになるわけではありません。リンゴの種を植えればリンゴの木になるのです。種が自分の存在の原因となるので、皆さん一人一人それぞれ別々の体を持っているのは、種が特別なもの=自分の固有のもの だからです。ですからその種が自分が他の人とはなぜ違うのかということの理由なのです。身体的にも男性とか女性とかそういった違いや、精神的にも他の人と違うというのはそういったところに原因があります。
 
自分がなぜ生まれてきたかというのは、カルマの関係があるのですが、それが原因体の中に含まれるといわれています。アストラル体というのを理解するのは非常に難しいのですが、その原因体、そして自分がなぜ存在しているのかというのを理解するのはもっと難しいことになります。
しかしヨーガを行うことによって、特に瞑想を行うことによってそれを発見することが出来ます。しかしこの3つというのは乗り物であって自分自身ではないのです。自分の乗り物でしかないのです。ですから重要なのは自分が乗り物を使っているのであって自分が乗り物に使われてはいけないのです。それをできるようになったら自分に幸せが訪れます。
そしてマインドをコントロールしていくことによって、例えば車が事故にあってしまった場合、「もう何も出来ない」といったような状態から脱することが出来ます。ゆえにヨーガというのは体を制御するだけではなくて、マインド、そしてスピリット(精神)もすべて制御するものと考えています。

 Yoga=union ヨーガというのは結合という意味です。つなぐ、という意味なのですが、何と何を結合させるのでしょう?体、マインド、スピリット、全部を結合させるといいますが、それは全てが調和された形で結合するというように考えられています。そうすると幸せになりますし、健康になります。体とマインドとスピリットが全部一体になった時にはそれは素晴らしいことです。例えば体が1つのことをしていても感情やマインドがそれぞれが全く別の方向を向いていることが多々あります。そうするとストレスも溜まるし、幸せな感じは得られません。ですからヨーガは様々なその自分の側面というのを自分に教えてくれるのです。
ヨーガの5つのポイントへ続く)
by yogini_yogini | 2007-09-02 00:36 | workshop